事例1<底地と借地権の資産整理>
○相談内容
遠方の借地権付き住宅を相続したが、持ち家があるので私自身も済む予定はない。
築年数も古く修繕費もかかる為賃貸も難しいが、建物の固定資産税等負担、地主への毎月の地代支払いもあり困っている。
○アドバイス・手法
底地・借地の関係は非常に複雑で地主、借地人ともに様々な問題を抱えていることが多いのも事実。先ずは土地(底地)所有者である地主と今後の在り方について相談。地主の土地に対する考え方を聞き出し、借地権と底地の関係性や、代替わりに伴う将来的なリスク、売却時の最適なタイミングを説明することで両者の抱える問題点を共有化。
○結果
底地と借地権付き建物それぞれ別々での売却は、マーケットにおける流通性が非常に低く、不動産の価値を極端に低下させ、何より現実的でない為、地主・借地人とも合意のうえ共同で売却することを選択し資産整理を行った。